意地悪な上司


藍頼先生は着替えて私たちも玄関先で待っていた




「あ、ごめん」



「何がですか?」




あっまたあの目だ



「俺はセクシーよりも可愛い若湖ちゃんがいいな」



耳元で囁かれて思わず




「じゃ水野さんまた

接待が終わったらメールするから

そしたらご飯食べに行こう
いい加減カツが食べたい」



「え……カツ?」



「タクシー来たよ

仕事頑張って」





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