命
笑顔が消えた瞬間
平日の日中、玄関の前で花を母といじっていた。小雨が降ったり、やんだり。抱っこから逃げようともがく息子。靴履いてないけど、まぁいっかと降ろして遊ばせていた。道路に向かって歩き出す息子について行った。道路に出て横断最中に車が来る音。つかさず手を出し、息子を引き寄せようとした瞬間。ドン! ぎゃーーー。私の悲鳴が響き渡った。息子は黒い軽自動車に跳ねとばされた。無我夢中で息子の所へ行き抱き抱えたが動かない。名前を何回も何回も呼んだ。耳から血が出てパニック状態の私。
車をいじっていた旦那が慌てて出て来て、運転手に怒鳴った。運転手も負けずに怒鳴り返していた。私は「早く救急車を呼んで!」何度も叫んでいた。近所のおじさんが駆け付けてくれて、パニックの旦那に変わり色々指示してくれ、救急車の手配もしてくれた。家の中では母が救急車を呼んでいた。みんなパニック状態。私は徐々に震えが来た、唸り始めた息子、生きてる! 跳ねた本人は身なりはそれなりにきちっとカジュアルな服装の白髪のおじいさん。不機嫌な顔で立っていた。息子の心配ではなく、自分自身の心配をしていた態度が見え見えだった。携帯電話を腰に持っていたにも関わらず、救急車を呼ぼうともしなかった。救急車を待っている時も、耳から血がどんどん出て来て不安な私たち。近所のおじいさんが脈はあるからと色々確認してくれた。血だらけの私にまず着替えて来てと、的確な指示をしてくれた。車の運転手は腕組みして相変わらずの不機嫌な顔。 やっと救急車が来て旦那と私は乗り込んだ。そして県立病院へ向かった。
車をいじっていた旦那が慌てて出て来て、運転手に怒鳴った。運転手も負けずに怒鳴り返していた。私は「早く救急車を呼んで!」何度も叫んでいた。近所のおじさんが駆け付けてくれて、パニックの旦那に変わり色々指示してくれ、救急車の手配もしてくれた。家の中では母が救急車を呼んでいた。みんなパニック状態。私は徐々に震えが来た、唸り始めた息子、生きてる! 跳ねた本人は身なりはそれなりにきちっとカジュアルな服装の白髪のおじいさん。不機嫌な顔で立っていた。息子の心配ではなく、自分自身の心配をしていた態度が見え見えだった。携帯電話を腰に持っていたにも関わらず、救急車を呼ぼうともしなかった。救急車を待っている時も、耳から血がどんどん出て来て不安な私たち。近所のおじいさんが脈はあるからと色々確認してくれた。血だらけの私にまず着替えて来てと、的確な指示をしてくれた。車の運転手は腕組みして相変わらずの不機嫌な顔。 やっと救急車が来て旦那と私は乗り込んだ。そして県立病院へ向かった。