雪玉。[冬]


見事にキャッチできた僕はもう一度あなたに告白した。

「いいよ」ってあなたが微笑みながら言って、僕は人目も気にせず、あなたを抱きしめた。



それから毎日のように一緒に過ごして、気付けば季節は"冬"になっていた。


そうやって季節を積み重ねる度に僕の中では「あなた」という"ひと"が大きな存在になっていた。




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