cieliste
ユウカはうーん、と悩んだ結果、かやくごはん定食を頼んだ。

これは、かやくご飯とうどんがセットになった、お昼の一番安いサービス定食で、作るのは簡単だし、人気も高いけれど、私にとっては、とても量が多い。

それを彼女はぺろりとたいらげ、帰っていった。

その後、パートのおばさんと私もまかないをいただき、その日の私のバイトは終了した。


ユウカと、その後あんなに関係を持つとは、今この時点では考えもしなかったので、私が彼女にいだいた第一印象は、

常に(声を出して)笑っている

背中が広い

という二つだった。
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