cieliste
私たちはまたリョウコさんに送られて、家の近くまで戻ってきた。

夕方4時頃。

まぁくんはこれからバイトだから、行かなきゃいけないけど、私とユウカはとくにやることもない。

「どっか遊びにいこ~」

ユウカが甘えた声を出す。

「仕方ないなぁ。じゃあ…あ、隣の駅のゲーセンいこっか。

あそこ、プリクラにコスプレ衣装置いてあるんだって。

コスプリとろ」

私が何気なく言うと、

「えー、マジで!!? 取りたい取りたい~」

ユウカが思ったより乗り気になったので私は驚いた。
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