cieliste
私はまだふらふらしているユウカを連れて一緒に帰った。

「さっきタカヒロに言われたけどさー

あれ結構感動したんだよねー」

「んー?」

「まぁくんがウチを守ってくれるっていうの」

「ウチの親ってさー、小さい頃、悪いことするとすぐ殴る親だったのね、だからあんまり自分が愛されてるって思わなくて。

だから誰かに守ってもらえるってすごくうれしいの」
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