cieliste
3 同じ部屋で寝る
その後、なんとなく私はユウカから特別な友情を持たれたようだった。

…もちろん、それが全くのウソだったことに気づいたのは、彼女との友情を壊した後だったけれど。

この物語は、私と彼女の友情物語。

だけど、結論から言うなら、私は彼女との友情を、私から壊した。



話を戻そう。

お店が閉店した後、ごくたまに、暇な従業員が残って、近くのコンビニでお酒やつまみを買ってだらだらしていることがある。

その日は、私とユウカと、植田さんという調理の男の人が残って、なりゆきだったけれど、お酒を飲んでいた。
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