cieliste
ああ、しかも、こういう場所は、学校のある平日の方が忙しくて、休日はむしろ暇なのだ。

2時になると、パートのおばちゃんも帰ってしまい、私一人で店番、本当に、ただの、店番になる。

といってもただ突っ立っているだけというわけにもいかないので、机を拭いたり、お盆を拭いたり。

そのとき、ふと、気がつくと入り口に、一人の女の子が立っていて、こちらを向いてにこにこ笑っていた。
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