cieliste
次に彼女と一緒に仕事に入ったのは、一週間後のお昼だった。

もちろんこのとき、ユウカは全く何事もなかったようにニコニコと仕事をしていたのだが。

「ね、ルカちゃん、今日の夜何か予定あります?」

ユウカは擦り寄るように私の隣に来て聞いた。

ちなみに私は小柄な方で、ユウカは私よりも背が高いので、見下ろすような形にはなる。

「いや、特に何もないけど」

飲みに行こうかとでも誘われるのかと思ったら。

「じゃ、今日ルカちゃんちにお泊りに行ってもいいですか?」

「え?」
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