cieliste
その日、お店が閉店すると、私と彼女は私の家に来た。

私の家は、6畳半くらいの、1Rで、それほど狭くはないハズなのだが、ベットとこたつに部屋を占領されているので、あまり人の居場所がない。

ユウカはとりあえず荷物を置いて、私たちは近くの銭湯に行った。

「ウチDVD持ってきたんで、あとで見ようねー☆」

とにかくユウカは上機嫌だった。

「あ、銭湯行くのはいいんですけど、ウチ眉毛なくなるけど、いい?」

「そんなの気にしないよ…」

ユウカは眉毛を毎日描いていたので、洗ったらなくなるのを、気にしていたが、私はそんなことはどうでもよかった。

…しかし、実際顔を洗った彼女の眉毛がないことに気づくと、なんとなくおかしかった。
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