cieliste
といっても、友達が泊まりに来ることなんて1年に2回あるかないか、くらいなので、基本的に銭湯なんてめったに来ないのだ。

私がそんな感じで久々に広いお風呂を堪能していると、ユウカがやってきて、

「ウチもう出ますねー」

と声をかけたので、私もそろそろあがることにした。

体をふきながら、ユウカは見てみて、と自分の足の付け根の辺りを見せる。

そこには先日話した、彼女の脱腸のときの手術のあとがあった。

「結構はっきり残ってるでしょー」

彼女は何故か誇らしげに言った。
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