あたしたちのまいにち



「雄美も、今行ってたんだ。」



「うん♪」



雄美は、パッ、と笑顔を見せた。

きっと、ウチと考えてることは同じ。

中学生、という響きにちょっと

ドキドキしてるんだろう。



「はあ~・・・いよいよ中学生かあ。」



雄美が、嬉しそうに言った。



「卒業式の時は、中学生なんて
まだまだだよね~。とか思ってたのに。
気がついたらもう中学生だね!」



ウチも嬉しい。

これからは“中学生”として、

胸を張って小学生の前を歩ける。

中学生は、小学生とは違うんだ、って

みんなに見せつけたい。
< 4 / 7 >

この作品をシェア

pagetop