君のペット
 彼の胸の中にいた・・・。



暖かくてたくましい体が顔にならんでかっこよかった。




そして、彼はつぶやいた。




「高校生が1人で生活するなんて不可能だろ?」




さっきまで口にしたくなかったことを言われて
背負っておた重荷が下ろされた気がした。



そして私は、彼の言うことに小さくうなずいていた。





それからしばらく私は彼の胸の中で泣いていた。




声を出さないように。




大声をあげて泣いているところを
この人には見られたくなかったから・・・
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