モモイロ☆
そこにいたのは、


教頭先生なんかじゃなくて


私と同じ制服を着た男子生徒だった。



ハチミツ色のふわふわした髪の毛に、すらっとした長い脚、身長は178くらいかな?それに、大き過ぎず小さ過ぎない茶色い瞳。


単細胞な私の頭に浮かんだ言葉。
「ザ・モテ男」


そんな言葉がピッタリ。

そう、これっ!これよー!

これこそ、モテ男だわ。


私は「ザ・モテ男」と勝手に解釈した、彼をまじまじと見てしまっていた。


すると、「ザ・モテ男」とやらが口を開いた。

「僕の顔に何かついてるかな?」


そう言って、

これまた「ザ・モテ男」な感じがぷんぷんした、笑みをみせた。



< 5 / 7 >

この作品をシェア

pagetop