ノワール・ナイト
「ならば…婚約者は、まだ君を諦めていないわけだな。」
ギルが帰ってくると私は昼間の事を話した。
「一応、諦めるようなニュアンスで話したから大丈夫なハズ…よ?」
ギルはソファーで隣に座る私を抱き寄せた。
「…どうゆうことだ?」
恥ずかしくて私は小さな声になる。
「魔女は…夫となる者のみに純潔を捧げるの。」
「純血…たしかに、血はもらってるな。」
「血じゃなくて…」
赤くなって顔を反らす私に笑顔を向ける王子。
「こっち、だな?」
満面の笑みで胸に手を入れるエロ王子…。
「っ…///」
「このくらいで感じてるのか?」
「…こんの〜…
エロバカ王子ッ!!!!」