バレンタイン〜恋する瞬間〜
「それでさ、ちょっと手伝って欲しいんだけど…」
「良いよ良いよ!! あたしに出来ることがあれば、何でもするよ♪」
「俺さ、彩矢ちゃんのメアドは知ってんだけど…どーやってメールすればいいか分からなくて、まったくメールしてないんだよね」
「あー確かに…、それは分かるかも」
あたしも誠くんに全くメールしてないしな…
かと言って、向こうからもメールとか電話もないけどね
あ~なんか悲しい現実…
「そー言えば、玖美ちゃんって誠とはどんな感じなの?」
「これが、何もないのよ… 悲しい現実… あ、あとちゃんづけじゃなくて呼び捨てで良いよ」
「分かった 俺も呼び捨てで良いから♪」
「おっけ~♪」
「てかさ、玖美から誠にメールしてみたら?」
「無理無理無理!! ぜーたいに無理!!!!!」
「そんなに、無理って言わなくても…」
「あたしのことは、置いといて 今は慎也の話をしよう!!」
無理やり話題を変えた