バレンタイン〜恋する瞬間〜

帰ってからあたしは慎也に電話をした


「もしもし?　玖美?」
　

「急にごめんね　今大丈夫?」


「大丈夫だけど、どうかしたか?」


「あのね…、あたし誠くんのことあきらめようと思ってるの…」


「…何でだ?」


「誠くん気になる人がいるんでって…」


「そんなことは、気にすんな!!　当たって砕けろだ!!」


「でも…。」


「ぐずぐずすんな　お前には言わなかったが、あいつは結構もてるんだぞ」


「そーなんだ…　カッコいいもんね…」


「お前は、後悔をしたいか?」


「したくない…」


「だったら、自分の思いを伝えて来い!!　俺も頑張るから!!」


「うん　頑張ってみるね」