O.S.C
「…とと、あんまりゆっくりは出来ないんだった」

慌てて鏡を包み、バックに入れる。

「リン、コムラ、ミトリ。悪いが今日はここまでな。礼はまた後日、ゆっくりたっぷりするから」

「分かったわ」

「気を付けて帰りなよ」

「また遊びに来てね!」

笑顔の三人と別れ、私は山を下りた。

今日は予定がつまっている。

ゆっくりは出来ないのが、少しさみしいな。

しかし電車の時間が迫っていた。

少し急ぎ足で山を下りる。

山の冷たくも清浄な空気が体に満ち、少し浄化されたようだ。

…ここんとこ、疲れていたからな。

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