O.S.C
電車にはギリギリ間に合った。
慌てて乗り込むと、少し騒いでいる学生達と同じ車両になった。
見た目からして、私と同じ歳ぐらいだろう。
「だからぁ、これから行くところには出るんだって!」
「おもしろそうですね、榊部長」
「…どこがよ? 依琉。私は目の前が暗くなるわ…」
「大丈夫ぅ? かんちゃん」
「オレも神無月先輩に同感です」
…しかし変わった連中だ。
『気』を視れば分かる。
同属ではないが、強い『気』を持つ者が四人もいる。
あのメガネをかけた青年以外、能力者だな。
慌てて乗り込むと、少し騒いでいる学生達と同じ車両になった。
見た目からして、私と同じ歳ぐらいだろう。
「だからぁ、これから行くところには出るんだって!」
「おもしろそうですね、榊部長」
「…どこがよ? 依琉。私は目の前が暗くなるわ…」
「大丈夫ぅ? かんちゃん」
「オレも神無月先輩に同感です」
…しかし変わった連中だ。
『気』を視れば分かる。
同属ではないが、強い『気』を持つ者が四人もいる。
あのメガネをかけた青年以外、能力者だな。