O.S.C
待ち合わせの場所に着くと、相手は先に待っていた。

「ナオ、久しいな」

声をかけると、待ち合わせをしていた相手・ナオは立ち上がった。

「お久し振りです。マカ」

立ち姿の美しいナオは、私と同級生だが、高校は別。

そして同属である。

私とナオはソファーに腰を下ろした。

「悪いが昼食を食べて良いか? まだなんだ」

「はい、構いません。お代のことは気にしないでくださいね」

弱々しく微笑むナオは、私に借りがあるせいか、少々気落ちしている。

なので解消してやるべく、昼食にステーキセットとパフェを頼んだ。

ステーキセットは牛の300グラムのステーキと、コーンスープにご飯とサラダ。

パフェは大盛りフルーツパフェを選んだ。

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