O.S.C
「どこまで行くんだ?」

「えっと…。まだ20分は電車に乗っていますね」

「私は地元に帰るから、40分だ。その間、話相手を頼む」

「喜んで」

カルマが話し相手になってくれたおかげで、20分は楽しく過ごせた。

残りの20分はケータイでメールの返信をしていた。

年末だからか、メールの件数があっという間に2ケタになる。

手を振りながら、二度目の帰還。

ソウマの家に向かう途中、どうも怪しいモノ達が目に付いた。

以前、ハズミとマミヤが使いに出た時に見かけたモノだろうが…まあまだ無害だ。

私には。
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