O.S.C
「フム。いくつか買っていくか」

ミナにカーディガンでも編むか。

それにいくつか買って、いろいろ編んでみるか。

選んだのを次々とマミヤに渡すと、紙袋いっぱいになった。

「マカ、編み物が趣味なのか?」

「冬限定だけどな。気晴らしには良いんだ」

「マカらしい理由だ」

マミヤは苦笑しながら紙袋を渡してくれた。

「お待たせ! マカ、できたよ」

「ああ、テーブルに置いてくれ」

ハズミはココアとクッキーを持ってきてくれた。

「クッキーはマミヤお手製。ジンジャークッキーだよ」

「季節ならではだな。ありがたく頂く」

マミヤに微笑みかけると、笑顔で頷かれた。

< 42 / 60 >

この作品をシェア

pagetop