fight*girl






浮かんだ顔は確かに栄子で、





大きくなった細胞がパラパラと剥がれている。







「嘘、やろ」








白目は真っ赤になり、涙を流して私を見つめる親友。






なんで?




なんで栄子?




材料になった人間て、






「いやぁぁああぁあぁあ!!!!!」






剣が手から滑り落ちる。


そして同時に、私の体も地面に落下した。






「違う違う違う違う!!!!」





座り込みながら体を抱き締める。







「栄子じゃない!!!これは夢!!!!」







自分でも何を言っているのか分からない。




…頭がおかしくなりそう。








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