fight*girl





ガキィィン…!!!




剣と綺羅の腕が重なり合う。




…こいつ殺す!!!



殺す殺す殺す殺す殺す!!!!!





ミシミシと綺羅の腕に剣が入り込んでいく。



剣を伝って、綺羅の血が私の手に滑り込んでくるのが分かる。






「いいね、まるで夜叉の顔」


「黙れ!!!!」


「親友、残念だったね」


「お前が…!!!!」





今までの力とは違う。


体中から怒りが溢れ出す。





「俺はちゃんと教えたよ」


「は…?」


「伝えたじゃん、死って」





そういうと綺羅は腕を振って私を引き剥がす。


近くの建物に着地して、綺羅からは目を逸らさない。




…逸らしたくない。





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