fight＊girl

｢て、天使がそんな事していいんですか…？｣


｢堕天使らしいですから｣


｢いや、それは言葉のあやで…｣






ニッコリ微笑む優羽の顔は悪魔そのもの。


そして段々と唇が近づいてくる。





｢ちょっ、待ってって…｣


｢うるさい｣






そして唇が触れた。







｢え？｣





それは肩に。



てっきりキスされると思った私の声は情けなくて、






｢…文字、消えたな｣


｢まじで？｣





きっと綺羅の目的が終わったからだろう。


…宣言通り私の心を傷付けたから。





｢これからは何があっても一人にしないから｣


｢……………｣


｢街に行くときも、何処でも一緒にいる｣


｢うん、｣


｢だから俺から離れるな｣






それはパートナーだから？


仕事仲間として？







ねぇ優羽、







貴方の心が解らない。








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