fight*girl






「何してんねん」


「スケジュール表書いてるのー」


「ふーん?」





栄子の事件から、約一週間。


あれから私はキメラを倒す度にスケジュール表に書き残していた。


今までにも倒したキメラを必死に思い出しながら。






「なぁー優羽」


「んー?」




テレビを見ながらお菓子を食べてる優羽に声をかける。


…端から見たら人間ですよ、あんた。






「何体ぐらい倒せばシールド外れんの?」


「せやなぁ…」





何処からともなく、水晶を取り出す。


そしてそれを眉間に皺を寄せながら見つめた。







.
< 129 / 505 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop