fight*girl
結局ホラーを借りてTSUT●YAを出る。
鼻歌を歌ってる優羽を軽く睨みながら街を歩いた。
「…?」
何となく視線を感じて後ろを振り向く。
そこには女の子が頬を赤らめてこちらを見ていた。
そしてその視線の先には…
「ホラーって初めて見るなぁー」
優羽。
そりゃそうか。
優羽って一般的に見たら格好いいし。
服のセンスだって見る度に良くなってるもん。
「なーに暗い顔してんねん」
「わっ!!!」
急に目の前に優羽の顔があって、一歩下がる。
し、心臓が…!!!
「な、なんでもない」
「機嫌悪い顔してるし」
「してないっ」
「そんなにホラー怖いんけ?」
「ちゃうわっ!!!」
まさか妬いてたとは言えずズンズン進む。
てか妬いてるって…
やっぱり優羽の事…?
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