fight*girl
「さーてと、風呂入ろっかな」
「いだっ!!!」
頭に乗せていた手に急に力を込めてソファーに押さえ込む。
鼻…痛い!!!
てかさっきの雰囲気は何処へ?!
「お前も後で入れよー」
「え?!一緒に?!」
「俺の後や、変態」
「あ、すみません」
よく考えたら私達血だらけやもんね…。
優羽とか髪にも血ついてるし。
「うちのせい、やんなぁ…」
さっきまで優羽が使っていたクッションを手に取り、顔を埋める。
優羽もなんでうちを責めへんのやろ…。
その優しさも嬉しいけど、ね。
「おい」
「はいっ!!!」
「俺が風呂行くん寂しいのはわかるけどな、」
「はい?」
「クッションに温もりを求めんなよ」
「ち、違うわ!!!」
急いでクッションを離して隣に置く。
それを見ながら鼻で笑い、再び風呂へと消えていった。
悔しいー!!!
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