fight*girl





「んっ…」




唇が首筋に触れ、チクッと痛みが生ずる。


何をしたの?、なんて聞けない。


きっと私の首筋には赤い華が咲いているから。





「これからはあんまり男と喋らんといて」


「やっ…」


「ていうか、俺だけ見て」




熱い吐息が耳に当たる。


掠れた声が敏感に反応する。





「俺はあいしか見てないから」





初めて感じた、知らない優羽。


束縛が激しくて、有無を言わせない。


そしてこんなに色っぽい優羽を







「俺だけのモノに、なって」











私は知らない。












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