fight*girl
「いい?」
「ちょっ…」
いい?なんて聞いてくるくせに既に私の服の中には優羽の手。
聞いてる意味ないやん、と言いたいけど…言えない。
望んでるんだ、私も。
「…うん」
「痛かったら言って」
その瞬間、激しくキスされる。
「んんっ…」
抵抗したくても私の両手は優羽に握られているわけで、
「あっ…ちょっと待っ…」
「待ちません」
「下着、着けてないから…」
「…みたいやな」
寝るつもりだったから、ブラは着けてなかった。
私の首まで上げられた寝間着は完全に胸を隠してはくれない。
それどころか、露わになった胸は優羽の視線の先に入ってしまった。
「あんま…見んといて」
「……………」
顔を逸らす事しか出来ない私の声は弱々しい。
というか、恥ずかしすぎて優羽の顔が見れない。
「…やっぱ我慢無理やわ」
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