fight*girl
その言葉が合図かのように、
「優羽っ…」
「…あい」
私達は一つになった。
ベッドの下に落ちた衣類も
甘くて涙が出そうな愛撫も
繋がった事によって感じる異物感も
全部、全部、愛しい。
胸に咲いた沢山の赤い華
「くっ…」
たまに聞こえる優羽の甘い吐息
「愛してる」
そう何度も言ってくれた。
ねぇ、優羽?
どうして私を好きになってくれたの?
私の全てを知っていたのに。
許されない罪も知っていたのに。
貴方はどれだけ優しいの…?
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