fight*girl
「えっ、なんで嘘ついたん?」
「後でわかる」
いやいやいや…
その嘘で天使のイメージだいぶ崩れちゃったんですけど!!!
「けどっ…!!!」
「ゆーうー!!!」
「へ?」
私の声と被さって誰かの声と重なる。
…どなたっ?!
反射的に振り向くと同い年くらいの男がいて、
「げっ」
「ん?」
「久しぶりー!!!ぶぶっ!!!」
バキッと音と共に、天使がぶっ飛んで行く。
宙に浮いた天使君と殴った優羽様。
って、えー!!!!
「な、なにしちゃってんの?」
「大丈夫大丈夫」
「でもっ、」
「あいつうるさいし」
スタスタ歩く優羽に必死について行く。
けど大丈夫なんかな…?
心配になり振り向く。
「いきなり殴んなってー」
「……………」
横にいたー!!!
.