fight*girl
「あ、神んとこ行くんでしょ?俺も行くー」
「はぁ?ふざけんな」
「いいじゃんいいじゃん、途中までだし」
と、いうことで何故か伊音君も同行。
服装は優羽の戦闘服と一緒だから、稽古でもしてたんかな?
「てか優羽のその話し方なに?そんなんじゃなかったよね?」
「人間界で関西弁っていうねん」
「カンサイベン?」
「あ…うちがそういう喋り方やから、合わせてくれはってん」
「へー、面白い話し方だね」
…面白いって。
それ、褒めてます?
「あー、じゃあ俺はこの辺で」
「え?そうなん?」
「神にサボってんのバレたくないしー」
サボってたんかいっ!!!
羽を広げ飛んでいく伊音を見て、私と優羽は同時に溜め息をついた。
そして神のいる建物の門の前に立った私達は、中へと入り込む。
…まるで宮殿。
.