fight*girl
たった一週間ぶりだけど、私と栄子は涙が止まらなかった。
「でもな、言ってくれたらよかったのにー」
「え?何を?」
「あいが戦ってた女の子って」
「あー…恥ずかしくて」
涙もやっと止まり、栄子の質問に頬を染める。
しかも言ったら栄子心配しちゃうしね…。
「まぁいいや、今からどっか行くん?」
「神んとこ」
いつの間に隣に来たのか、優羽が答える。
突然の登場した私達だったけど、栄子はすぐに笑顔になった。
「へー…やっぱりそういう関係になったわけね」
「いやっ…その、」
「話は後で聞くから、先に神様んとこ行っといで」
「う、うん」
ポンと背中を押されて手を振りながら見送られる。
「後で絶対な!!!」
「うん、いってらー」
約束をして、再び歩き出した。
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