fight*girl
恥ずかしさと緊張が混ざり合い、頭の中がグルグル回る。
…ん?
てかうち神様に聞きたい事あったんや!!!
「あの、」
「ん?何かしら?」
ゴクリ、と唾を飲み込む。
思い出すのは血まみれの私…―
「魔界と私って何か関係しているんですか…?」
…―ガチャンッ!!!
近くに置いてある花瓶が割れる。
私は驚きで目を見開いていたけれど、神は気にしないような素振りで口を開いた。
「なぜ、そう思ったの?」
「思ったっていうか、言われたんです…魔界の幹部に」
「幹部…」
「その幹部に出会ってから私自分を制御出来なくなりました。まるで夜叉みたいになってしまって、それには理由があるって言われて…」
「…そう」
「それを、神様に聞けって…」
私の言葉を最後に、部屋の中は静まり返る。
でも何故か、優羽だけは焦った顔をしていた。
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