fight*girl
「じゃあ私は天界の敵なんですか?!」
悲痛な叫びが部屋中に木霊する。
涙が溢れて体中が震えた。
「いいから聞いて」
「でもっ…!!!」
「大丈夫だから」
優しく言われ、それ以上何も言えなくなる。
涙を必死に抑えながら弱々しく頷いた。
「貴女は確かに魔人だけど、私達の敵じゃないわ」
「………」
「仲間なの、それだけわかって?」
魔人なのに仲間…?
困惑する私の頭を撫でて、再び神は口を開いた。
「今から話すことで、また混乱するかもしれない」
「え…?」
「けれど聞いて欲しいの、お願い」
これ以上まだ話があるの…?
でも、どうして私は仲間なのか…知りたい。
「…はい」
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