fight*girl
「貴女が無幻に入れば魔王も消える、それで天界の幹部はその事を決定しました」
「……………」
「そして貴女は数日間牢屋に入れられ、その日が決まったの」
そこまで言うと、何故か神はフフッと笑う。
それに首を傾げ、次の言葉を待った。
「今の貴女とは大違い…暴れるわ、喚くわ、叫び倒すわ」
「うちが?!」
「そうよ」
な、なんて事を!!!
想像が全然つかない…。
「そして大天使達が無幻まで貴女を連行しているときに、私と貴女は会ったの」
「あ…」
さっき言われたことが、今やっと辻褄が合った。
「それで貴女は私にこう言ったわ」
『よかったわね、これで恨み晴らせるんじゃない?』
「性格、わる…」
「そうね、あの目は本当に冷たかったわ」
私そんな性格じゃありません…!!!
…今はね。
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