fight*girl
辛くなって顔を伏せる。
…天使達に合わせる顔がないや。
「そんなに悔やまないで」
「でも、」
「今の貴女なら、皆わかってくれるから…ね?」
ポン、と肩に手を置いて微笑みかけてくれる。
私はこの人にどれだけ救われたんだろう…。
「さ、色々考えることもあるだろうから話はこれでお終い」
「はい…」
「それに怒りんぼの優羽が待っているわ」
その言葉に顔を上げる。
と、同時に神は扉を見ながら苦笑いをした。
「長くなってごめんなさい、早く優羽のところへ行ってあげて」
「いいんですか…?」
「じゃなきゃ、あの子反乱起こしそうだから」
反乱て…。
そう突っ込む間もなくグイグイと扉に向かって押し出される。
「私はここにいるから、何かあったらここに来てね」
「は、はぁ」
「じゃあまた後で」
そう言われ、扉が閉まる。
バタン、と音と共にため息を零した。
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