fight*girl
だって悲しい。
目の前にいる優羽が過去は私の敵。
本来の私が出てこれば、それは過去では無くなってしまう。
天界に酷いことをして、のうのうと生きてきた私が、
「ごめんなさいっ…!!!」
本当は私が天使をたくさん殺していたなんて。
「…そっか、そこまで聞いたんか」
「うちがっ…!!!この世界を…!!!」
ポタポタと涙が溢れシーツに染み込んでいく。
そんな私の頬をそっと触れ、優しく顔を上げられる。
…きっと優羽も怒ってるよね、
そう思い優羽の顔を見て、息が止まった。
「よかった…」
優羽が、泣いていた。
.