fight*girl
当たり前だけど、ここには真っ白の羽が生えている人しかいない。
でも私の背中には、
「あー…、あい魔神やっけ?」
「…うん」
やっぱり栄子も知ってるよね。
軽蔑してたらどうしよう…。
「でも悪魔ってカッコいいやん」
「え?」
「小悪魔とかさー、女憧れてるくない?」
栄子の言葉の一つ一つで私は救われていく。
まるで悩んでいたことが、とても小さかったかのように。
「カッコいい?ばっかじゃないの?」
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