fight*girl
突然、頭上から声がして顔を上げる。
そこには数人の女の子がいて、私達を見下していた。
「は?いきなり何?」
見下げてくる女の子達に栄子は睨み返す。
が、中心にいる女の子は私を見て鼻で笑った。
「神はあんたに甘いらしいけど、本当迷惑」
「なっ…!!!」
「ここは純血な天界よ?どうして汚らわしい魔神がいるのかしら」
その目は冷ややかで、息が詰まりそうになる。
いつもなら言い返す事も今の私には出来ない。
「あんた本間いい加減に…!!!」
「だって本当じゃない、どうして優羽様もこんな女を側に置くのか意味わかんない」
…優羽。
私のせいで優羽まで責められてしまっている。
「優羽は、悪くない」
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