fight*girl
「それがお前の武器」
「はい?」
「その剣でしか倒されへんねん」
引き抜いてみると、やっぱり大きな剣。
持ち手は不思議と私の手にフィットしている。
「ってか!!!なんでうちだけこんな戦士丸出しなん?」
優羽のはまだわかるけど、うちの服バリバリ戦闘用やん!!!
もっと女らしいのがよかったわ!!!
「上の着物は一緒やろが」
「ちーがーう!!!」
なんかよくわからんけどやだやだ!!!
言い争いをしていると、急に優羽の顔は真剣になった。
「…なによ、急に」
「お前なんか感じひんか?」
「え?」
ぞくっ!!!!
背中に悪寒が走る。
この嫌な感じ…
「外から?」
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