fight*girl
「なぁあい、」
「ん?」
考え込んでいる途中に名を呼ばれ振り向く。
心配そうで、尚且つ笑顔の栄子がそこにいて、
「あたし等はずっと親友やんな?」
「あ、当たり前やん!!!」
「じゃあ約束」
す、と小指を突き出されて頭に?マークがよぎる。
そんな私に気付いたのか、無理矢理私の手を取って小指を絡めた。
「指切りげんまん」
「あ、そっか」
「何があっても親友な」
「うんっ」
更に小指を絡めて約束する。
…ずっと仲間。
きっとまた魔界の事を考えていたのがバレたのだろう。
そういう栄子の優しさが大好き。
「針千本のーます…」
だから約束した
「指切った!!!」
叶えられない約束を。
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