fight*girl
ソファーに座る優羽は確実に私を睨んでいて、背中からは黒いオーラが。
な、なんかしたっけ?
なんとなく関わってはいけないと思い、ベランダに出て洗濯物を干す。
…視線が痛い。
「気にしない気にしない…」
きっと天界で何かあっただけやんね。
ってかうち何もしてへんし。
…じゃあ何故睨む?
「あの、優羽?」
洗濯物を全部干して、籠を部屋の中に置いて声をかける。
「…なに?」
「いや…なにを怒ってんのかなーって」
「……………」
だからなんで機嫌悪いねん!!!
とは言えず優羽の隣に腰掛ける。
「…………うび」
「うび?」
「誕生日、なんで黙っててん」
誕生日?
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