fight*girl
罠
「…ん、」
ふと目覚め、瞼を開けると部屋の中は暗闇が広がっていた。
重い体を動かしながら時計を見ると、丁度夜中を過ぎたところ。
「…さむ」
流石に夜中は冷え込む。
温もりを求めて、再び布団の中へ潜り込んだ。
…あったかい。
「あれ?優羽…?」
ふと顔を上げると未だ夢の中にいる優羽。
珍しい…。
いつも私より先に起きているのに。
「寝顔やっぱり綺麗…」
男のくせに私より綺麗だなんて。
自信無くすっちゅーねん。
「ん…」
「あ、起きた?」
「…あいー」
寝起き早々抱き付いてくる優羽。
…可愛いっ!!!
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