fight*girl





ザッ…!!!




建物の屋上に降り立ち、キメラの気配を探す。


…まだ人は襲ってないっぽい。





「あっちやな」


「うん」





再び大きくジャンプして、道路を挟んだビルに飛び移る。


近い…。


段々と気配が明確になってきた。


きっとあのビルを越えたら…!!!






「…いた」


「結界張るから先行って」


「はーいっ」





ビルの最上階から地上まで一気に飛び降りる。


スタッ、と地面に手をついて小さく息を吐く。


空を見上げると、これ以上被害を出さないように優羽がシールドを張っていた。


…行きますか、





背中の剣を抜いて、風を切り走り出す。


何故か道の真ん中で立ち往生しているキメラに向かって剣を振りかぶった。







「やあぁぁー!!!」








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