fight*girl
その瞬間、景色は変わり見慣れた住宅街。
…人間界?
夜中なのか、街頭だけが辺りを照らしていた。
「じゃあまたなー」
「おー、」
声が聞こえたと思うと、数人の男達。
そして他の人に手を振り、一人の男がこっちに歩いてくる。
優羽…。
人間の優羽はやっぱりヤンチャ系。
…待って、優羽がいるって事は。
「お兄さん」
暗闇から私の声がする。
目を赤く光らせ、妖しく微笑んでいた。
「あ?」
ふと足を止める優羽。
逃げて…逃げて!!!!
早く逃げてってば!!!
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