fight*girl






「これでいい?」


「うん、十分」





見たことのない動物を連れた綺麗は、その動物を優羽の隣に置く。


動物の死体が隣で転がり、優羽の表情が強張る。





「なんだよ…これ」






後ずさりをし、逃げようとしても既に魔界陣の中心は光の筒になっていて





「おい!!!俺がなにしたってんだよ!!!」






ドンドンを光を叩くも、私と綺羅は魔法陣から出て行く。




優羽…!!!



優羽…!!!





涙が溢れ、唇を噛む。


口内に鉄の味が広がってくる。






「助けてくれ…!!!おい!!!助けてくれって!!!」






必死に叫ぶ優羽の方向に振り向く。



そして冷たく言い放った。










「死ね」









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