fight*girl
その声に顔を上げると楽しそうな綺羅。
周りを見渡すと、再びあの闇の中。
…今のが、綺羅の記憶。
「よかったね、知らなかった事が知れて」
「やめてっ…」
涙が溢れ出し、足が崩れる。
そしてその場に座り込み、泣き崩れた。
「俺との関係も思い出したでしょ?」
「やっ…!!!」
「あい…いや、愛莉はさ直ぐに俺に甘えてくるんだよね」
「触らんといて…!!!」
「たまにキスだけじゃ終わらなかったんだけど」
「いやあぁあ…!!!!」
後ずさりしながら綺羅から逃げる。
それでも綺羅は私を逃がさない。
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