fight*girl







「これじゃ天使と一緒に居られないよね?」


「やぁっ…!!!」


「あんな事していて…無理っしょ」






綺羅の言葉が心臓に刺さる。


…確かに居られない、許されない。


でも、離れたくない。






「俺も優しいからさ、選択肢をあげる」


「選択肢…?」


「そう」






涙でぼやけて綺羅の顔が見れない。


その涙を綺麗は親指で拭い、私の耳の横で言葉を放った。







「天界に残るなら俺等魔界は天界を襲う」


「!!!」


「でも魔界に来るなら天界には今後一切手を出さない、勿論人間界もね」






究極の、選択。







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